水の名と桜

フリーランスを目指すあるライターの日々

「こだわりバカ」まだ途中

こんばんは、みずなさくらです。

 

最近、「こだわりバカ」(角川新書)という本を読み始めました。

通勤中に数ページずつ読み進めているのですが、コピーライター3年生の私にとって非常に勉強になることばかり羅列されています。

 

本書のタイトルは、決して「こだわりを持つ人をバカにしている」のではなく

「こだわりという言葉を安易に使うバカ」という意味が込められています。

 

本来、こだわりという言葉は、一つのことに固執していて周りが見えなくなるというネガティブな単語です。

それが最近では、企業や店舗のモットー、価値として広くアピールされています。

 

確かに、私自身も求人広告を書くとき、何も考えていなければ(ダメですね)思わず使ってしまいそうになります。

でも昔、バリバリの先輩ライターに

「そんな曖昧な言葉は使ってはいけない」と強く言われたことを思い出して

あまり多用しないようにしています。

 

曖昧な表現をより具体的な言葉に置き換える。

 

例)

鮮度にこだわっています→

仕入れたての新鮮野菜のみを使っています。

 

インテリアにこだわる店→

店内のチェアーはすべてオーダーメイド。座りやすさを追及したオーナーの想いがこもっています。

 

など、何にこだわっているのか、どんな風にこだわっているのか。

少々長くなっても伝わることの方が重要です!

 

そのほか、刺さるコピーの組み立て方も書かれていて、まさにライター必見の一冊。

最近はデスクに「空気コピー禁止」(世の中に蔓延しきっているありふれた言葉のこと)とメモに書いて貼っています(笑)

 

この思考がナチュラルにできるようになるまで、頭をひねりながら修行です!

 

「こだわりバカ」、電子書籍でも販売しています。ぜひ一度お手にとってみてくださいね。